2013年09月25日 (水) | 編集 |
愕然としました。まさかオンリーワンの能力を持っていると思っていたカメラに対抗馬が出現するだなんて、考えてもいませんでした。そんな高性能なカメラがたくさんあるという事実に驚愕するしかありません。
Panasonic LUMIX FZ200
FUJIFILM Fine Pix HS50EXR
Canon Power Shot SX50HS
上記3機種は、P520に負けず劣らずの高倍率ズームを搭載しており、価格もそんなに大差ありません(それでも5千円程度の開きはありましたが)。
しかし画質はどうなんだろうか? 重さは? 液晶は? 使用感は?
色々なことが気になります。
まずは――ということで、該当機種を検索にかけてみました。
結論としては、どれも大差ない。
けれども、なんだか気になる箇所が一つありました。
それは撮影素子サイズ。
ちょろちょろスペックを見比べていると、1/2.3型とか1/2型とか書いてありました。なんでも、これが大きければ大きいだけいいとか。そんな僅かな差はわからないと思いますが、1ヶ月ほど前の私はそれを非常に重要と考えました。どうせ買うならより良い物を買いたい。純粋にそういう気持ちでした。
さあ、そうなると残るのがFUJIFILM Fine Pix HS50EXR。光学42倍、撮影素子は1/2型。当時の私はこれだけで大満足です。気に入ってしまったこの機種を更に検索すると
「一眼レフっぽい見かけで満足!」
「一眼レフではできない高倍率ズーム!」
「画質もコンデジとしては最高!」
など、思わず浮き立ってしまうようなレビューばかりが目に入りました。
そこでふと思いました。
このカメラのデメリットは何なんだろうか。
ざっとレビューを見た感じでは、重いということだけ。
実際に触ってきたので言いますが、私としては「別に?」という感じで、然程気になるものではありませんでした。じゃあ他には何かあるかな、と思い、作例を見てみることにしました。
そこで目に留まったのが、発色の良さ。
他機種では有り得ないレベルの発色の良さです。言ってしまえば、不自然なレベルです。そこを結構な人が「塗り絵画質」と揶揄していました。事実、私も不自然だなあ、と思いました。しかし綺麗です。ぱっと見ると、すごくいい。例え塗り絵画質だと揶揄されているとしても、とても魅力的に思えました。
液晶も綺麗ですし、バリアングルモニター搭載ですし、高倍率ズームも問題なし、手動ズームも格好いい。どこを取っても魅力しかありません。
さて、ここでFZ200とSX50HSに傾かなかった理由を書いておきましょう。
正直に言いますと、液晶の汚さとファインダーのお粗末さが原因です。HS50EXRと大差ないような気がしますが、当時の私には決定的な要素だったのです。他2機種の方が望遠端の最短撮影距離が短かったり、AF性能が高いというような話もありましたが、それは「野鳥撮影」という限られたシーンでの話でしたので無視しました。加えて、HS50EXRの方が、より一眼レフに見えるという点も他2機種では勝てない要素でした。
初めに目をつけたP520ですが、完全に眼中にありません。後々比較してみても、HS50EXRに勝てる要素が軽さしかないのです。
ここまでくれば、後は注文するだけ! ちょっとその前にネットの記事でも読もうかと、色々漁っていると、見つけてしまったのです。
「一眼レフ買ったったwwww」
というようなタイトルの記事。
読まなければこの時点で購入するカメラは決定していたというのに……。本当に、あの時さっさとぽちっとしていれば良かったと思います。
その記事は、CANON EOS Kiss X5 ダブルズームキットを買った、というもので、
「はいはい、でもお高いんでしょう?」
なんて笑いながら記事を読んでいたわけです。
しかし、そこに目を疑うようなものがあったのです。
ダブルズームキットで5万。
はいはい、お高いお高い――。
え? と、初めは目にしたものを信じられません。
そんな馬鹿な。一眼レフといえば20万とか30万とかするやつなんじゃないのか。それが5万で買えるとか、どんだけ型落ちした製品なんだよ。などと、ぐるぐると現実を見ずに妄想ばかり繰り広げていました。
改めて調べてみると、本当に5万円と少し出せば買える価格でした。しかも発売は2011年3月。そんなめちゃくちゃ前の機種とは思えません。
撮影素子も当然ながらHS50EXRとは比較にならず、レンズ込みにしたX5とHS50EXRの重量も差がほとんどありません。完全にHS50EXRの敗北です。
あんなでかいコンデジ(とは呼べない大きさですが)買うくらいなら、いっそのこと一眼レフを買えばいいんじゃないのか、と耳元で悪魔が囁きました。
「高倍率ズームがなくなる? あんなズーム使って何を撮るんだ。それより画質が優先だろう。綺麗な写真でにやにやしようじゃないか」
誘惑に負けました。
HS50EXRをAmazonのショッピングカートからほしい物リストへ移動させて、新たにX5を入れておきます。
そしてここから、一眼かコンデジかを悩む日々が始まるのです。
(続く)
※本記事にあるリンクは全て公式サイトの商品ページに繋がります。
Panasonic LUMIX FZ200
FUJIFILM Fine Pix HS50EXR
Canon Power Shot SX50HS
上記3機種は、P520に負けず劣らずの高倍率ズームを搭載しており、価格もそんなに大差ありません(それでも5千円程度の開きはありましたが)。
しかし画質はどうなんだろうか? 重さは? 液晶は? 使用感は?
色々なことが気になります。
まずは――ということで、該当機種を検索にかけてみました。
結論としては、どれも大差ない。
けれども、なんだか気になる箇所が一つありました。
それは撮影素子サイズ。
ちょろちょろスペックを見比べていると、1/2.3型とか1/2型とか書いてありました。なんでも、これが大きければ大きいだけいいとか。そんな僅かな差はわからないと思いますが、1ヶ月ほど前の私はそれを非常に重要と考えました。どうせ買うならより良い物を買いたい。純粋にそういう気持ちでした。
さあ、そうなると残るのがFUJIFILM Fine Pix HS50EXR。光学42倍、撮影素子は1/2型。当時の私はこれだけで大満足です。気に入ってしまったこの機種を更に検索すると
「一眼レフっぽい見かけで満足!」
「一眼レフではできない高倍率ズーム!」
「画質もコンデジとしては最高!」
など、思わず浮き立ってしまうようなレビューばかりが目に入りました。
そこでふと思いました。
このカメラのデメリットは何なんだろうか。
ざっとレビューを見た感じでは、重いということだけ。
実際に触ってきたので言いますが、私としては「別に?」という感じで、然程気になるものではありませんでした。じゃあ他には何かあるかな、と思い、作例を見てみることにしました。
そこで目に留まったのが、発色の良さ。
他機種では有り得ないレベルの発色の良さです。言ってしまえば、不自然なレベルです。そこを結構な人が「塗り絵画質」と揶揄していました。事実、私も不自然だなあ、と思いました。しかし綺麗です。ぱっと見ると、すごくいい。例え塗り絵画質だと揶揄されているとしても、とても魅力的に思えました。
液晶も綺麗ですし、バリアングルモニター搭載ですし、高倍率ズームも問題なし、手動ズームも格好いい。どこを取っても魅力しかありません。
さて、ここでFZ200とSX50HSに傾かなかった理由を書いておきましょう。
正直に言いますと、液晶の汚さとファインダーのお粗末さが原因です。HS50EXRと大差ないような気がしますが、当時の私には決定的な要素だったのです。他2機種の方が望遠端の最短撮影距離が短かったり、AF性能が高いというような話もありましたが、それは「野鳥撮影」という限られたシーンでの話でしたので無視しました。加えて、HS50EXRの方が、より一眼レフに見えるという点も他2機種では勝てない要素でした。
初めに目をつけたP520ですが、完全に眼中にありません。後々比較してみても、HS50EXRに勝てる要素が軽さしかないのです。
ここまでくれば、後は注文するだけ! ちょっとその前にネットの記事でも読もうかと、色々漁っていると、見つけてしまったのです。
「一眼レフ買ったったwwww」
というようなタイトルの記事。
読まなければこの時点で購入するカメラは決定していたというのに……。本当に、あの時さっさとぽちっとしていれば良かったと思います。
その記事は、CANON EOS Kiss X5 ダブルズームキットを買った、というもので、
「はいはい、でもお高いんでしょう?」
なんて笑いながら記事を読んでいたわけです。
しかし、そこに目を疑うようなものがあったのです。
ダブルズームキットで5万。
はいはい、お高いお高い――。
え? と、初めは目にしたものを信じられません。
そんな馬鹿な。一眼レフといえば20万とか30万とかするやつなんじゃないのか。それが5万で買えるとか、どんだけ型落ちした製品なんだよ。などと、ぐるぐると現実を見ずに妄想ばかり繰り広げていました。
改めて調べてみると、本当に5万円と少し出せば買える価格でした。しかも発売は2011年3月。そんなめちゃくちゃ前の機種とは思えません。
撮影素子も当然ながらHS50EXRとは比較にならず、レンズ込みにしたX5とHS50EXRの重量も差がほとんどありません。完全にHS50EXRの敗北です。
あんなでかいコンデジ(とは呼べない大きさですが)買うくらいなら、いっそのこと一眼レフを買えばいいんじゃないのか、と耳元で悪魔が囁きました。
「高倍率ズームがなくなる? あんなズーム使って何を撮るんだ。それより画質が優先だろう。綺麗な写真でにやにやしようじゃないか」
誘惑に負けました。
HS50EXRをAmazonのショッピングカートからほしい物リストへ移動させて、新たにX5を入れておきます。
そしてここから、一眼かコンデジかを悩む日々が始まるのです。
(続く)
※本記事にあるリンクは全て公式サイトの商品ページに繋がります。
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2013年09月24日 (火) | 編集 |
デジタルカメラが欲しい!
そんなことを考え始めたのは2013年8月中旬くらいのことでしょうか。
事の発端は、ビックカメラにてNikon COOLPIX P520を触ったことでした。
店頭でP520を触ってみて
「なんだこれ! 一眼レフっぽい!」
というような感想を抱きました。
ふーん、格好いいなぁ、などと思いながら商品説明を見てみると、何と光学42倍ズームだなんて書いてある。カメラのことなんて全く知らない私からすれば、それは未知の領域です。え? 光学ズームって2倍とかくらいじゃないの? って感じです。
試しに店内の遠くを狙ってズームしてみると、またびっくり。
「あんなちっちゃい看板の文字が見える!」
「こんなにズームしてるのに画質劣化してない! すごい!」
本当に感動の一言でした。
溢れ出す物欲を抑えるために、その場は一旦機種名のみをメモして撤退。
後日最安値等を検索すると、当時(2013年8月中旬)でも3万円ちょっとの値段。
作例を見てみるとどれも美しい写真で、更に興味が惹かれます。
安すぎる。何でこんな性能のカメラがこんな値段で売れるのか……。
時代の流れをひしひしと感じた瞬間でした。
そもそも、私は今までデジタルカメラ(スマホカメラを除く)を触ったことがほとんどありません。触ったことがある機種といえばRICOH Caplio RR330という、2004年に発売されたカメラのみでした。と言ってもそれは父親の所有物でしたので、私が弄くり回すことはできませんでした。本当に1回か2回程度触っただけです。
現在使用しているPCにRR330で撮影した写真のデータが残っていますが、今発売されているコンデジとは悪い意味で一線を画する代物です。当時、これでも結構なお値段がしていたと思います。
それがどうでしょう。
恐らく値段は似たようなものなのに、性能差は歴然としています。
これに時代の流れを感じないわけにはいかないでしょう。
さて、話を戻します。
価格.comにてP520の作例を見ていると、月の写真がとても多いことに気づきました。
なるほど光学42倍ズームです。綺麗です。
ん? 待てよ……?
「月なんて撮れるの!?」
高倍率ズーム、画質、月――と、三度目のびっくりです。
こんなのプロの写真家がプロの機材を使わないと撮れないようなものじゃなかったのか。実際はそんなこともないのかもしれませんが、私はド素人。感動を隠せません。
その時、あー、そういえば、とスマホカメラの不満を思い出しました。
ズームがクソ
この一点です。
画質に関して言えば、別段印刷するわけでもありませんし、鑑賞できる程度のものであれば何の問題もありませんでした。しかし、ズームとなると話は別です。
植え込みに入れない時や、対岸にある綺麗な花を撮る時など、ズームが必要になってきます。どかどか、じゃぶじゃぶと障害物を踏み越えて被写体に近づいて行くわけにはいきません。
それなりにズームできると言えばできるんですが、画質の劣化が凄まじい。こんなもの、撮れたとしても鑑賞できるレベルではありません。
そういうわけで、撮りたい写真を撮れずに唇を噛むことがしばしばありました。
その不満を解消してくれる、希望の光を射し込ませてくれたのがP520。
この機種ならば画質も良いし、安いし、ズームもできるし――。
私の腹中で沸々と煮え滾っていた不満を綺麗に取り除いてくれる!
こんなカメラ、二度とない。
そう短絡的に考え、Amazonでぽちっとしようとした時でした。
対抗馬の存在が目に入りました。
Panasonic LUMIX FZ200
FUJIFILM Fine Pix HS50EXR
Canon Power Shot SX50HS
ここから、私のくだらない苦悩の日々が続くことになります。
(続く)
※本記事にあるリンクは全て公式サイトの商品ページに繋がります。
そんなことを考え始めたのは2013年8月中旬くらいのことでしょうか。
事の発端は、ビックカメラにてNikon COOLPIX P520を触ったことでした。
店頭でP520を触ってみて
「なんだこれ! 一眼レフっぽい!」
というような感想を抱きました。
ふーん、格好いいなぁ、などと思いながら商品説明を見てみると、何と光学42倍ズームだなんて書いてある。カメラのことなんて全く知らない私からすれば、それは未知の領域です。え? 光学ズームって2倍とかくらいじゃないの? って感じです。
試しに店内の遠くを狙ってズームしてみると、またびっくり。
「あんなちっちゃい看板の文字が見える!」
「こんなにズームしてるのに画質劣化してない! すごい!」
本当に感動の一言でした。
溢れ出す物欲を抑えるために、その場は一旦機種名のみをメモして撤退。
後日最安値等を検索すると、当時(2013年8月中旬)でも3万円ちょっとの値段。
作例を見てみるとどれも美しい写真で、更に興味が惹かれます。
安すぎる。何でこんな性能のカメラがこんな値段で売れるのか……。
時代の流れをひしひしと感じた瞬間でした。
そもそも、私は今までデジタルカメラ(スマホカメラを除く)を触ったことがほとんどありません。触ったことがある機種といえばRICOH Caplio RR330という、2004年に発売されたカメラのみでした。と言ってもそれは父親の所有物でしたので、私が弄くり回すことはできませんでした。本当に1回か2回程度触っただけです。
現在使用しているPCにRR330で撮影した写真のデータが残っていますが、今発売されているコンデジとは悪い意味で一線を画する代物です。当時、これでも結構なお値段がしていたと思います。
それがどうでしょう。
恐らく値段は似たようなものなのに、性能差は歴然としています。
これに時代の流れを感じないわけにはいかないでしょう。
さて、話を戻します。
価格.comにてP520の作例を見ていると、月の写真がとても多いことに気づきました。
なるほど光学42倍ズームです。綺麗です。
ん? 待てよ……?
「月なんて撮れるの!?」
高倍率ズーム、画質、月――と、三度目のびっくりです。
こんなのプロの写真家がプロの機材を使わないと撮れないようなものじゃなかったのか。実際はそんなこともないのかもしれませんが、私はド素人。感動を隠せません。
その時、あー、そういえば、とスマホカメラの不満を思い出しました。
ズームがクソ
この一点です。
画質に関して言えば、別段印刷するわけでもありませんし、鑑賞できる程度のものであれば何の問題もありませんでした。しかし、ズームとなると話は別です。
植え込みに入れない時や、対岸にある綺麗な花を撮る時など、ズームが必要になってきます。どかどか、じゃぶじゃぶと障害物を踏み越えて被写体に近づいて行くわけにはいきません。
それなりにズームできると言えばできるんですが、画質の劣化が凄まじい。こんなもの、撮れたとしても鑑賞できるレベルではありません。
そういうわけで、撮りたい写真を撮れずに唇を噛むことがしばしばありました。
その不満を解消してくれる、希望の光を射し込ませてくれたのがP520。
この機種ならば画質も良いし、安いし、ズームもできるし――。
私の腹中で沸々と煮え滾っていた不満を綺麗に取り除いてくれる!
こんなカメラ、二度とない。
そう短絡的に考え、Amazonでぽちっとしようとした時でした。
対抗馬の存在が目に入りました。
Panasonic LUMIX FZ200
FUJIFILM Fine Pix HS50EXR
Canon Power Shot SX50HS
ここから、私のくだらない苦悩の日々が続くことになります。
(続く)
※本記事にあるリンクは全て公式サイトの商品ページに繋がります。
2013年08月04日 (日) | 編集 |
漫画を買うと漏れなくついてくる
「アニメ化決定!」
「累計◯万部突破!」
みたいな帯。
別に取っておく必要はないと思うんですけども、私としては残しておきたい物なんですよね。高く売れるとかそんな理由じゃなく、何と言いますか、当時の思い出として大事にしたいんですよ。読んでいる最中にズレてきたり、本棚に並べる時に帯がくしゃっとなったりしますけど、やはり大事なんです。
私はそれに加えて中に入っている新刊案内とかも保管するタイプです。Amazonさんや、その他ネット通販を利用した時には注文カードがついてきますが、それももちろん残します。帯と同じで読んでいる最中に邪魔になるのですが、そんなことは気にしません。
とは言うものの、別に漫画を買い始めた時代から帯等を保管していたわけじゃありません。現在でも帯を残しておくきっかけとなった、あの時のことはよく覚えています。
何だか壮大な物語でも始まりそうな気配がする書き方ですが、思っている以上に単純な理由で、父親から「お前帯とか捨てるんか。勿体ないのぅ」と言われたからです。その時捨てようとした帯はONE PIECEの30巻です。父親から注意(?)された時は反発して捨ててしまいましたが、どうにも心に引っかかりを覚えまして、それ以降帯や中身を取っておくようになりました。
人が変わる瞬間っていうのは、本当に単純なもんです。
「アニメ化決定!」
「累計◯万部突破!」
みたいな帯。
別に取っておく必要はないと思うんですけども、私としては残しておきたい物なんですよね。高く売れるとかそんな理由じゃなく、何と言いますか、当時の思い出として大事にしたいんですよ。読んでいる最中にズレてきたり、本棚に並べる時に帯がくしゃっとなったりしますけど、やはり大事なんです。
私はそれに加えて中に入っている新刊案内とかも保管するタイプです。Amazonさんや、その他ネット通販を利用した時には注文カードがついてきますが、それももちろん残します。帯と同じで読んでいる最中に邪魔になるのですが、そんなことは気にしません。
とは言うものの、別に漫画を買い始めた時代から帯等を保管していたわけじゃありません。現在でも帯を残しておくきっかけとなった、あの時のことはよく覚えています。
何だか壮大な物語でも始まりそうな気配がする書き方ですが、思っている以上に単純な理由で、父親から「お前帯とか捨てるんか。勿体ないのぅ」と言われたからです。その時捨てようとした帯はONE PIECEの30巻です。父親から注意(?)された時は反発して捨ててしまいましたが、どうにも心に引っかかりを覚えまして、それ以降帯や中身を取っておくようになりました。
人が変わる瞬間っていうのは、本当に単純なもんです。
2013年07月31日 (水) | 編集 |
午前三時。
草木も眠る丑三つ時を約一時間も経過し、夜の闇が一層濃くなる時間だ。
何となしに夜更かしをしていたら、こんな時間になってしまっていた。
「私は何をしているんだろうなぁ」などと思いながらも、眠りにつける気がしないので、早々と寝巻きから普段着へと着替える。
さて、こんな時間にどうしたものか。
考えあぐねた結果、煙草を切らしそうだったことに思い至った。
最後の一本の煙草に火をつけて、タスポ片手に鉄扉を開く。
たった一枚だけの扉を開いただけだというのに、外気は涼しく、自宅とは比較にならないほど快適な空間が夜の闇に佇んでいた。人工的な風ではなく、自然の風が全身を撫で回し、とても心地よい。
じゃりじゃりと草履をアスファルトに擦りながら歩いていると、こんな時間なのにも拘らずに一人、二人とカッターシャツに身を包んだ男性が目にとまった。
「大変だなぁ。まだ始発も出ていないだろうに」
尤も、地元企業に就職している人なのだろう。
だとしても、心からご苦労様ですと頭を垂れたくなる。
辛いだろうに、眠いだろうに……。
煙草から出る煙のように、気楽に生きられたらいいのに。
ゆらゆらゆらゆら。あてもなく生きられたらいいのに。
ふと、ここで思い切り叫んだらどうなるだろう、と思った。
不平不満、罵詈雑言、単なる奇声。何でもいい。
きっと気持ちいいだろうなあ。
ゆっくりと眠っている老若男女は慌てて目を覚ますだろう。
その時に「俺はこんな時間から仕事だぞ! お前らはゆっくりお休み!」
なんてことを叫ぶのだ。
スカッとするだろうなあ。
いっそのこと、私が叫んでやろうか。
そう思い、すぅっと息を吸ってみる。
ああ、やっぱりダメだよな。犯罪になりそうだ。
溜息のように空気を吐き出し、代わりに煙草を一度吸った。
相変わらずゆらゆらゆらゆら、あてもなく彷徨う煙たち。
こんな風に生きたいなぁ。
そんなことを思う午前三時。
草木も眠る丑三つ時を約一時間も経過し、夜の闇が一層濃くなる時間だ。
何となしに夜更かしをしていたら、こんな時間になってしまっていた。
「私は何をしているんだろうなぁ」などと思いながらも、眠りにつける気がしないので、早々と寝巻きから普段着へと着替える。
さて、こんな時間にどうしたものか。
考えあぐねた結果、煙草を切らしそうだったことに思い至った。
最後の一本の煙草に火をつけて、タスポ片手に鉄扉を開く。
たった一枚だけの扉を開いただけだというのに、外気は涼しく、自宅とは比較にならないほど快適な空間が夜の闇に佇んでいた。人工的な風ではなく、自然の風が全身を撫で回し、とても心地よい。
じゃりじゃりと草履をアスファルトに擦りながら歩いていると、こんな時間なのにも拘らずに一人、二人とカッターシャツに身を包んだ男性が目にとまった。
「大変だなぁ。まだ始発も出ていないだろうに」
尤も、地元企業に就職している人なのだろう。
だとしても、心からご苦労様ですと頭を垂れたくなる。
辛いだろうに、眠いだろうに……。
煙草から出る煙のように、気楽に生きられたらいいのに。
ゆらゆらゆらゆら。あてもなく生きられたらいいのに。
ふと、ここで思い切り叫んだらどうなるだろう、と思った。
不平不満、罵詈雑言、単なる奇声。何でもいい。
きっと気持ちいいだろうなあ。
ゆっくりと眠っている老若男女は慌てて目を覚ますだろう。
その時に「俺はこんな時間から仕事だぞ! お前らはゆっくりお休み!」
なんてことを叫ぶのだ。
スカッとするだろうなあ。
いっそのこと、私が叫んでやろうか。
そう思い、すぅっと息を吸ってみる。
ああ、やっぱりダメだよな。犯罪になりそうだ。
溜息のように空気を吐き出し、代わりに煙草を一度吸った。
相変わらずゆらゆらゆらゆら、あてもなく彷徨う煙たち。
こんな風に生きたいなぁ。
そんなことを思う午前三時。
2013年02月15日 (金) | 編集 |
第二十四条
賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。ただし、法令若しくは労働協約に別段の定めがある場合又は厚生労働省令で定める賃金について確実な支払の方法で厚生労働省令で定めるものによる場合においては、通貨以外のもので支払い、また、法令に別段の定めがある場合又は当該事業場の労働者の過半数で組織する労働組合があるときはその労働組合、労働者の過半数で組織する労働組合がないときは労働者の過半数を代表する者との書面による協定がある場合においては、賃金の一部を控除して支払うことができる。
賃金は、毎月一回以上、一定の期日を定めて支払わなければならない。ただし、臨時に支払われる賃金、賞与その他これに準ずるもので厚生労働省令で定める賃金(第八十九条において「臨時の賃金等」という。)については、この限りでない。
労働基準法上の賃金支払の原則はこれだけ。
簡単にまとめると、以下のようになるね。
①通貨で
②直接労働者に
③全額を
④毎月一回以上
⑤一定期日に
支給する。
と、このようになるわけ。
じゃあ、一つ一つ掘り下げてみる。
①通貨で
一般的に、給与は通貨で貰うよな。日本円サマサマですわ。
これは何故かというと、現物の場合価格がはっきりしないからなんよね。
換金しようにも価値がわからないし、すぐにカネに変わるわけでもない。
そんな無用な悩みを持たせない為に、この原則があるわけ。
「うちの会社、現物支給あるんだけどwwwwwww法律違反ワロスwwwww」
とか思っちゃった人とかいないよね? 原則があるなら例外もあるんだよ。
じゃあその例外はというと
①法令に別段の定めがある場合
②厚生労働省令で定める賃金について確実な支払の方法を採る場合
③労働協約に別段の定めがある場合
これだけあるわけ。
②は口座振込とかのことな。
更に書くと、口座振込をするのにも労働者の同意が必要になるよ。
ちなみに小切手での支払いはアウトな。でも退職手当ではOKだ。
②直接労働者に
これは簡単に言えば「ピンハネ」を防止するための原則だね。
直接労働者に支払われず、一旦第三者を通したりすると、いつの間にか
「あれ? 何かお金足りないww搾取wwwwコポァwwwwww」
ってなっちゃうからね。
ちょっと踏み込んだ話をすると、代理人とか親とかに
「ちょっとお前、お金受け取ってきてよwwwwww」
「この子の給料はあたしのモノざますwwwwwww」
とか依頼されたり言われたりして取りに行かせる(行く)のは、どうなるか。
答えはアウト。どっちも違法です。
本当にありがとうございました。
あ、でも奥さんに取りに行ってもらう(自分は病気とか)ならOKだ。
③全額を
端的に言うと「わけのわからん控除は禁止」って意味な。
あと、全額払われないと生活安定しなくなっちゃうからね。
危ないね。
「えwwwwじゃあ社会保険料とか控除するの違反wwwwww」
とか思った人、まずはお茶を飲んで落ち着け。
もちろんこれにも例外があるからな。
それがコレ↓
・法令で別段の定めがある場合
これですよ、これ。
伝家の宝刀「法令で別段の定めがある場合」
じゃあ具体的に何を控除していいの? って話なんだけど
・社会保険料
・所得税
etc...
こういうのは控除しちゃってもOKっす。はい。
できれば払いたくないけどな。
④毎月一回以上
急に事業主さんから
「チーッスwww今月資金繰りやばいから給料の支払い遅らせるわwwww」
って言われたらどうする? 何か腹立つよね。
ローン組んでる人は引き落とし日が決まってるし、アニメのBDとか欲しい人は
「ちょっwwwww給料ないから発売日に買えなくなったwwww」
って事態になるかもしれない。これは困る。
それで売切れとかになっちゃったら目も当てられない。
この原則は、そういう事態を防いだり、労働者の生活の安定を図るためのもの。
これに関しては、具体的に言わなくても想像できるよね。
⑤一定期日に
これが④毎月一回以上、と密接な関係にあるのは想像できるよね。
毎月一回以上、一定期日にお給料! 素晴らしい! 超安定! 安月給だけど!
じゃあ具体的に一定期日ってなんぞ! って話なんだけど
毎月月末とか、毎月15日とかはOKな。
でも毎月第二金曜、とかはアウト。第二金曜がいつくるかわかったもんじゃない。
これに関して例を挙げておくと
2013年3月の第二金曜日は3月8日
2013年4月の第二金曜日は4月12日
な? 4日も差が出てくる。
こんなんじゃ安定しないよな。
つまりそういうことだ。
以上、賃金支払の五原則っした。